阿部サダヲさんといえば、独特の演技スタイルと多彩な役柄で知られる実力派俳優です。
しかし、彼の高校時代は意外にも野球に打ち込む青春だったことをご存知でしょうか?
今回は、阿部サダヲさんの高校時代から俳優への転身、そして現在の活動までを詳しくご紹介します。
阿部サダヲの出身高校と野球部時代

阿部サダヲ(本名:阿部隆史)さんの出身高校は、千葉県松戸市立松戸高等学校です。
地元・松戸市で育った阿部サダヲさんは、この高校で青春のすべてを野球に捧げていました。
高校時代の阿部サダヲさんは、硬式野球部に所属し、プロ野球選手を本気で目指すほどの熱心な野球少年でした。
ポジションは内野手(サード)で、俊足を活かした盗塁が得意だったそうです。
当時の野球部は、今では考えられないような「昭和的な練習」も日常でした。
部活中に誰かがミスをすると”連帯責任”で。全員が木刀や金属バットで(お尻を叩く)”ケツバット”されていました。
出典:TBS
高校3年の夏に野球部を引退した後は、友人たちとバンドを組んでドラムを担当するなど、音楽活動も経験しました。
高校卒業後の紆余曲折と俳優への道

高校卒業後、阿部サダヲさんは意外にも大学進学ではなく就職の道を選びました。
当時の担任教師の勧めで、千葉県内の家電量販店(秋葉原のラオックス)に就職することになったのです。
しかし、会社員生活は阿部サダヲさんに合いませんでした。
(出社するのが嫌で)会社と違う方向の電車に乗っちゃったりしてて。
仕事に馴染めなかったそうです。
結局、上司の助言もあって退職することになります。
その後、「全然知らない世界に行ってみたい」という思いから、22歳のときに劇団「大人計画」のオーディションを受け、見事合格しました。
面白そうな経験として、一応やってはみるけれど、すぐに辞めよう。そう思っていたせいか、初舞台でも緊張することはなくて、覚えているのは、お客さんが笑っている光景です。あれは、なんだか不思議な世界でしたね。
出典:oggi.jp
初舞台が終わって片付けの最中に、運命が訪れました。
俳優の温水洋一さんの代役を探していたらしく、ちょっとドラマに出ないかと誘われます。
6か月後にはドラマに出演されたそうです。
高校時代の経験が現在の活動に与える影響

高校時代の野球経験は、意外にも阿部サダヲさんの俳優活動に大きな影響を与えています。
野球で培った俊敏な身のこなしや体力は、舞台上での表現に活かされています。
古くからの友人は「阿部の舞台での身体能力とセンスの良さは、学生時代のスポーツ経験によるものだろう」と評しています。
また、高校野球時代の「昭和的な練習」の経験は、役作りにも活かされています。

1986年を舞台にしたドラマで”昭和の体育教師”を演じる際、自身の高校時代の野球部体験を参考にしたそうです。
さらに、高校時代の同級生だった小園竜一さんとは現在も音楽活動で深い縁が続いています。

阿部サダヲさんは小園竜一さんが所属するロックバンド「グループ魂」でボーカル”破壊”として在籍しており、高校時代の人脈が現在の活動にもつながっているのです。
まとめ
阿部サダヲさんの高校時代は、野球に打ち込む熱血少年の姿でした。
しかし、高校卒業後の紆余曲折を経て、思いがけず俳優の道へと進むことになります。
野球少年から俳優への意外な転身を遂げた阿部サダヲさんですが、高校時代の経験は現在の活動にも大きな影響を与えています。
スポーツで培った身体能力や、昭和の青春を体験したことが、唯一無二の個性を持つ俳優・阿部サダヲさんの原点となっているのです。
これからも阿部サダヲさんの多彩な演技や活動に注目していきたいですね。
それでは、ありがとうございました!
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