蒔田彩珠(まきた・あじゅ)さんといえば、現在若手実力派女優として注目を集めています。
しかし、彼女の芸能界キャリアは子役時代にまで遡ります。
今回は、蒔田彩珠さんの子役時代に焦点を当て、デビューから「天才子役」と呼ばれるまでの軌跡をリサーチしました。
芸能界デビューのきっかけと初期の出演作品

蒔田彩珠さんは7歳で子役デビューを果たしました。
そのきっかけは意外にも実兄の影響だったのです。
兄の蒔田伊吹さんが子役としてCMに出演する姿を見て、「私もテレビに出たい!」と思ったそうです。
幼稚園児の頃(5歳頃)から芸能活動を始めた蒔田彩珠さんは、当初人見知りが激しくオーディションで緊張してばかりでした。
それでも諦めずに挑戦を続け、ついに7歳で初めてのテレビ出演を果たします。

初期の主な出演作品は以下の通りです。
- 2011年:ドラマ『再捜査刑事・片岡悠介』(初テレビ出演)
- 2012年:ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(本格的な連続ドラマデビュー)
- 2013年:実写ドラマ『ちびまる子ちゃん』(まる子の姉・さくらさきこ役)
- NTTドコモ「ドコモ田家」CM
- 敷島製パン「Pasco 超熟」CM
子役時代に注目された代表作や印象深い役柄

蒔田彩珠さんの子役時代を語る上で、外せない代表作がドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(2012年)です。
約400人もの応募者の中から是枝裕和監督の目に留まり、オーディションを勝ち抜いて主要キャストに選ばれています。

この作品で演じた坪井萌江役は、共働き家庭に育つちょっとクールで不思議な雰囲気の女の子という設定でした。
その他の印象深い役柄として。
- 映画『海よりもまだ深く』(2016年)
- 映画『三度目の殺人』(2017年)
- 映画『万引き家族』(2018年)
- 大塚製薬「カロリーメイト」CM(2018年)
これらの作品を通じて、蒔田彩珠さんは「蒔田彩珠といえば是枝作品」と称されるほどの存在感を示すようになりました。
子役当時の演技力に対する批評・評価と受賞歴

蒔田彩珠さんは子役時代から演技力への評価が非常に高い女優でした。
是枝裕和監督からは「柔軟性があり勘がいい」と太鼓判を押され、「天才子役」とも称される存在になっていきます。
主な受賞歴です。
- 2018年:第43回報知映画賞 新人賞
- 2018年:第33回高崎映画祭 最優秀新人女優賞
- 2020年:報知映画賞 助演女優賞(史上最年少受賞)
- 2021年:第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞
これらの受賞歴は、蒔田彩珠さんの演技が単に子供らしい可愛さに留まらず、作品の中で確かな存在感と深みを示していたことの証明といえるでしょう。
当時のエピソードや本人・共演者・監督のコメント

蒔田彩珠さんの子役時代には、興味深いエピソードやコメントが多く残されています。
是枝裕和監督との関係について、蒔田彩珠さんは「監督はお父さんみたいな存在」と表現しています。
現場では「子役に台本を渡さない」という独特の演出法を取っていたそうです。
共演者からのコメントがあります。
- 阿部寛(『ゴーイング マイ ホーム』共演):「現場にすぐ馴染んで自然体で演じる子」
- 飯島直子(『ちびまる子ちゃん』共演):「本当にかわいらしくて素敵なお姉ちゃんでした」
蒔田彩珠さん本人が子役時代を振り返り語っています。
子役扱いせず、私の気持ちを大事にしてくれて、ひとりの俳優として参加している感覚になり、遊びじゃないんだなと。
出典:an-an web
まとめ
蒔田彩珠さんの子役時代を振り返りました。
7歳でのデビューから着実にキャリアを積み重ね、「天才子役」と呼ばれるまでに成長した軌跡が見えてきます。
是枝裕和監督作品を中心に、数々の重要な役柄を演じ、その演技力は業界内外から高く評価されてきました。
子役時代に培った実力と経験が、現在の蒔田彩珠さんの魅力的な演技につながっていることは間違いありません。
今後も彼女の活躍から目が離せません。
それでは、ありがとうございました!
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